今回は12月になり、大掃除の時期を迎えたということもあるので、電気ケトルの掃除方法について解説していきます。
ちなみに皆様、電気ケトルは定期的に掃除されていますか??
「え?掃除したことないけど・・・」
と思った方は、電気ケトルの底をのぞいてみて下さい。。
当記事には家電の汚れ等の写真を使用していますので、嫌な方はスキップ推奨です。
このように黒いカビっぽいものが見えるかもしれません。
これはあまり放置しておくことは良くありません。この記事では適切な掃除方法と、なるべくこのぽつぽつが出来ない電気ケトルの使い方の注意を解説していきます。家で使用している電化製品もきれいにして、良い新年を迎えるべく、是非最後までお付き合いください。
今回の記事内で使用している電気ケトルはdretec(ドリテック)製の電気ステンレスケトルです。気になった方はレビュー記事もご覧ください☟☟
電気ケトルの黒いぽつぽつの正体は?!
実はカビではない
実のところ、電気ケトル底面に見える黒い斑点はカビではありません。
ですので、見つけたからといって家電を捨てる必要はありません。掃除すれば完全にきれいにできます。
黒い斑点の正体は、水分中のカルシウムの付着です。そう、カルシウムなのです。
正式には「次亜塩素酸カルシウム」といい、水垢の類です。水道水を沸騰させると塩素が蒸発して飛んでいく代わりに、カルシウムは結晶化するので、使っていけば必ずこの黒い斑点はできてしまいます。
水垢と聞くと、「じゃあ掃除しなくても安心か~」と思われるかもしれませんが、安心してもいけません。
放置しておくとどうなるのか
水垢を放置してそのまま電気ケトルを使用しても、体に害は全くありません。
水垢は石灰化したカルシウムであり、アルカリ性です。このレベルの少量なら、胃酸が簡単に中和してくれるからです。
しかし、電気ケトル側には問題があります。
電気ケトルの寿命を縮めることになり、水質にも影響する為、若干飲み物の味が変化する場合があります。
掃除するといっても、とても簡単でほったらかしておくだけなので、大掃除などのタイミングで掃除をしておきましょう。
電気ケトル掃除にはクエン酸がオススメ
電気ケトルに掃除にはクエン酸を使用することがお勧めです。
何故かというと、黒い斑点の石灰カルシウムはアルカリ性で、クエン酸は酸性だからです。
アルカリ性のカルシウムを酸性のクエン酸で中和して剥がして掃除するという訳です。
ちなみに、ご家庭にあるお酢もクエン酸が含まれているので、同じように掃除が出来ますが、ツンとした臭いが一定期間残ってしまうので、あまりお勧めできません。
理屈がわかったら、あとは実行するのみです!
クエン酸を使って掃除をしよう!
電気ケトル掃除の手順
掃除の手順は以下の通り☟☟
- ケトルに水を満水まで入れる
- クエン酸を大さじ1杯いれる
- 沸騰させる
- 2時間放置する
- 水を捨て、スポンジ等で水洗いする
写真の通り、クエン酸で非常にきれいになりました!
底面のぽつぽつが完全になくなって、心も晴々です。
もし、長年の使用で1度のクエン酸で落ちなかった場合は、②から④までの流れをもう一度繰り返してください。
この⑤ステップの中に面倒な作業は1つもありません。非常に簡単、待つだけなのでクエン酸があれば、だれでも出来ます。
重曹も使用する場合
ネットを調べると、重曹も併せて使用する方法も出てきます。
重曹は弱アルカリ性なので、黒い斑点を落とす効果は期待できないのですが、人の手垢を落とす効果は強いです。
水に溶かしてケトルの外側を拭くと非常にきれいになります。もちろん内側にも少量使用すると良いです。
おうちに重曹もある方や、丁寧な掃除をしたい方は、以下の流れで☟☟
- ケトルに水を満水まで入れる
- クエン酸を大さじ1杯入れる
- 沸騰させる
- 2時間放置する
- 重曹を少量入れる
- 再び沸騰させる
- 15分放置する
⑤からが重曹を使用した際の流れです。
ケトル内がよりきれいなりますので、「より一層」の掃除をしたい方は是非重曹も使いましょう。
電気ケトルを長持ちさせる習慣3選
ミネラルウォーターを入れない
私自身驚いたことなのですが、市販されているミネラルウォーターなどの硬水を使用すると電気ケトルの寿命を縮めることに繋がります。
硬水はカルシウム等のミネラルが多く含まれており、それが電気ケトル内で沸騰させることによって、黒い斑点としてこびりついてしまうからです。
掃除できない部分までミネラル分が付着すると故障の原因にもなってしまうので、ミネラルウォーターを使用は避けましょう。
一番ベストなのは、不要物が排除された浄水です。前回記事にしたブリタ浄水器ポットのお水などは最適です。
ブリタの浄水器ポットはその他さまざまな使い方でお勧めです!以下の記事も気になった方はチェックしてみて下さい☟☟
残った水は毎回捨てる
沸騰した後に電気ケトルに残っている水をそのままにしたり、次使う際に使用するのは衛生的に非常に良くないです。
電気ケトルで沸騰したお湯は塩素が飛んでいるので、殺菌力がなくなっているからです。
そのお湯が温度が落ちてくると、雑菌が繁殖しやすい環境を作り、電気ケトル内にも雑菌が繁殖してしまいます。
使う都度水を捨てたり、定期的にケトルを逆さまにして、雑菌が繁殖しないようにしましょう。
水以外を入れない
電気ケトル内でゆで卵、レトルトパウチなどをゆでると故障の原因になるのでやめましょう。
洗い物が出ず非常に楽(筆者談)なのですが、中身や破片がつまりを起こす原因になり、お湯が吹きこぼれると危ないので、決して楽しないで、小鍋で温めるようにして下さい。
まとめ
今回は電気ケトルの掃除方法と、長持ちさせる使い方について解説致しました。
改めて、クエン酸を使った電気ケトルの掃除方法は以下の通り☟☟
- ケトルに水を満水まで入れる
- クエン酸を大さじ1杯いれる
- 沸騰させる
- 2時間放置する
- 水を捨て、スポンジ等で水洗いする
クエン酸を使っただけで、非常に簡単にきれいに掃除することが出来ました。
家族全員が使う電化製品なので、なるべくきれいに丁寧に使っていくべく、定期的にお手入れしていきましょう。
また年末大掃除の時期でもあるので、お子様がいらっしゃるご家庭の方は、掃除を手伝ってもらうのも良いでしょう。
比較的に簡単にできますし、掃除をして「自分の使うものを大切にする」という家庭教育を教えるいいきっかけになるかもしれません。
ご家族に手伝って頂く際は沸騰したお湯でやけどしないように気を付けましょう。
コメント