今回は昨年11月にクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクトが募集された低温調理器「Emperor Tamarin」について購入使用後レビューをしていきます。
クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。途上国支援や商品開発、自伝本の制作など幅広いプロジェクトが実施されています。
READYFORより引用
このプロジェクトは2021年10月にスタートし、応援者780人、金額は504万円と予定を大幅に超えて大成功をおさめ、11月26日に応募は終了しています。
私は昨年このプロジェクトに応募しており、無事「Emperor Tamarin」をゲットしておりました。
実際に鶏むね肉の低温調理をやってみて、使い心地抜群でした!
コスパの良い低温調理器を探している人はまずこちらを選んでください!
いま低温調理器の導入を検討中の方や、低温調理器について詳しくない人とって、参考になれば幸いです!
- 自宅でお店のような調理ができる
- 調理中ほったらかしができる
- 大量に調理できる
- 料理初心者も失敗しない
- 健康的でヘルシーな調理ができる
- ある程度大きな鍋や容器が必要
- ブレーカーが落ちる危険がある
- 値段が高い
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Emperor Tamarinの商品概要
商品スペック(CAMPFIREより)
製品名 | 低温調理器 Emperor Tamarin |
種別 | 家庭用電気調理器具 |
本体サイズ | 幅50×奥行85×315mm |
重さ | 約1.1kg |
電源コード長 | 約1.2m |
素材 | PC、ステンレス |
電源 | AC 100V、50/60Hz |
定格消費電力 | 定格消費電力 |
設定可能温度 | 0℃〜90℃(0.5℃刻み) |
設定可能時間 | 1分〜99時間59分(1分単位) |
最大使用可能水量 | 20L |
生産国 | 中国(検品は日本) |
外観・付属品など
届いた商品はこんな感じでした☟
開けてみると中身は以下の通り☟
- 低温調理器本体(コード付き)
- スタンド(丸いやつ)
- 取扱説明書
- 簡単レシピブック
いたってシンプル。レシピブックは非常にありがたいです。
鍋に入れてみた感じはこんな感じ☟☟
先ほどの本体とスタンドをを固定することで、鍋の真ん中でも安定して立ちます。
スタンド状態にすると
- 鍋の真ん中において鍋内の温度を安定させたいとき
- 鍋から上げて水を切りたいとき
- 縦の状態でコンパクトに収納したいとき
こんな使い方もあって便利です。
実際のところ低温調理をする場合は、鍋の外側にクリップを使って固定した状態が安定します。
調理した事例を紹介
あとは、実際に調理するのみ!ということで、鶏むね肉を低温調理してみました。
レモンとタイム、ローズマリーなどで味付け。60℃で1時間半放置。
完成品はこちら!
ほんっっっっっっっっっとに美味しかったです。。
パサつきやすい鶏むね肉が「しっとり」するとはこういうことだったのか、と衝撃を受けました。今までの他の調理法でのしっとりはしっとりではありませんでした。
ちなみにこのレモンハーブのサラダチキンは、付属していたレシピ通りに調理しました。
もう一品、同じ鶏むね肉の調理、刻んだ梅干を使って調理しました。
完成品はこちら!
非常に美味しく、「しっとり感」を味わうことが出来ました。
とにかく美味しい、飲食店提供レベルのサラダチキンが家で食べることが出来ました。
これからサラダチキンだけではなく、ローストビーフやローストポークなども作ってみる予定です。
プリンなんもレシピに作り方が載っていて、低温調理器でできるそうです!
作ったらTwitterに乗せていこうと思います!
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Emperor Tamarinのメリットを解説
低温調理器でしかできない「おいしさ」
低温調理器は肉や魚など、たんぱく質食材を調理することに向いています。
肉類、そもそもたんぱく質はすべて熱を通すと固くなるという性質があります。基本的には肉を加熱することで、以下の3つの変化が起きます☟
- たんぱく質が固まる
- コラーゲンが溶け出す
- 水分が抜ける
私たちが普段食べる動物のお肉は、水分が約75%、たんぱく質が約20%、それ以外が脂肪など。
ダントツで多い水分が抜けていけば、水で戻す前の高野豆腐のようにパサパサした食感になっていきます。
火を通さなければ安全に食べられないし、火を通し過ぎると固くて美味しくないです。
基本的には肉類は60℃前後で数時間調理すると、ローストビーフや鶏ハムのような料理を作ることが出来ます。
- ローストビーフ・・・57℃を3時間(厚さ4.5cmの場合)
- ローストポーク・・・60℃を2時間(厚さ4cmの場合)
- 鶏ハム(サラダチキン)・・・60℃を1時間半
結局この温度を一定に保って長時間調理すれば、どの方法どの調理器具でもいいわけなのです。
しかし実際のところ、鍋でお湯を沸かしながらや、サーモメータなどを使いながらなど、「物理的に難しい」方法ばかりで初心者は特に失敗しやすいです。
「低温調理器」を使うことで、楽にミスなくお肉の調理をすることが出来ます。
低温調理器で作ったお肉の美味しさは、絶対に他の調理法では変えることが出来ません。
味の染み込み具合、しっとり感など、感動を味わえるはずです!
操作が簡単でわかりやすい
「お湯の温度を一定に保つ」という機能しかない商品なので、操作はとにかくわかりやすいです!
流れは以下の通り☟
最低量のライン以上の水をいれる!
0.5℃ずつ設定できます。+ボタンを長押しすると早く設定できますよ!
設定が完了したらスタートボタンを押します。
電源ボタンは青色に変わり、鍋内の水温がどんどん上がっていきます。
設定温度に達したら、ピーッと音がなり調理スタートします。
設定温度に達したらそれと同時に設定時間のタイマーもスタートします。
設定温度になったらすぐ食材を入れましょう!
さああとはほったらかすだけ!
これ以外の機能は全くありません。
どんな調理家電より、電子レンジよりも操作は簡単です!
ほったらかし調理
ふつう火を入れる調理はキッチンから離れることはできず、ミスをしないように気も使います。
しかし、低温調理器に火入れを任せると、その鍋はほったらかしでいいです。
ほったらかして味が落ちるのだと悲しいですが、低温料理器なら味も良くなり時間も増やすことが出来ます。
毎日家事に追われている主婦の方、料理こそ気を使うししんどい!なんて方にはうってつけです。
また、夏場暑いときにキッチンに立ち続けるのは苦痛・・・なんて方も低温調理器ならキッチンに立たなくて良くなるので、夏場の料理のしんどさも解消されるでしょう!
大量仕込みができる
鶏むね肉を低温調理する場合、鶏むね1枚を1回ずつ調理するのは面倒なので、まとめて3~4枚を一気に調理することが出来ます。
沢山食べたい、家族の人数が多い、といった場合にも対応できる量を作れます。
この時、気を付けたいことは2点
- 湯の中を肉で埋め尽くさない
- 鍋の大きさ、水の量に気を付ける
鍋を肉で埋め尽くしてしまうと、鍋内全体の温度を一定に保てなくなってしまいます。
水量も「Emperor Tamarin」は最大20リットルまでと定められています。これ以上の水量を入れてしまうと、Emperor Tamarinで温度管理ができません。
20リットル以上入る巨大な鍋(寸胴など)はあまりご家庭にはないと思いますが、調理する際この2点には気を付けましょう。
正しい方法で加熱できないままだと、美味しくないどころか食中毒の危険まであります。
Emperor Tamarinのデメリットを解説
高さのある鍋が必要
水量が少なすぎるとEmperor Tamarinが操作をスタートすることが出来ません。
いわゆる横に広い鍋では、その条件をクリアすることなかなかできません。
我が家にあった鍋では低温調理器を使えなかったので、大至急ニトリさんで半寸胴鍋を購入してきました。
このような縦に高い鍋を準備することが出来れば、何でもよいです。
Amazonではこちらの製品が一番安かったです。
ブレーカーが落ちないように気を付ける
消費電力が1200Wもあるので、電子レンジなど消費電力が大きいものを一緒に使用すると、ブレーカーが落ちてしまう可能性があります。
Emperor Tamarinを使用する際は、他の家電をなるべく使用しない、または他の部屋で使用するなど対策を考えながら使いましょう!
値段が高い
現在この製品の購入金額は12000円(税込)となっています。
普段調理家電を購入することが無い人からしたら、「高い」と感じる方もいるでしょう。
実際のところ、低温調理器で12000円は安い金額ではないですが、有名な「BONIQ」の安いモデルと比較しても1万円以上安いです。低温調理器の相場の中では、安い製品になっています。
「1万円を超える調理家電はなかなか思い切ることが出来ない・・・」
そんな人は自分へのご褒美や家族へのプレゼントという形で購入するのもアリですね!
まとめ|低温調理器デビューにはベスト!
何度か実際に使ってみた感想としては、低温調理初心者でも使いやすく、簡単に美味しい料理をつくることが出来ました!
自炊歴が長い人でさえも、低温調理となれば話は別、非常に難しいものです。
家では到底できない料理が低温調理器で実現するので、お金をかける価値は非常に高いです!
メリットデメリットはこちら☟
- 自宅でお店のような調理ができる
- 調理中ほったらかしができる
- 大量に調理できる
- 料理初心者も失敗しない
- 健康的でヘルシーな調理ができる
- ある程度大きな鍋や容器が必要
- ブレーカーが落ちる危険がある
- 値段が高い
結論としては以下のような人には特におすすめです!
- コスパのいい低温調理器を探している方
- 健康的でおいしい肉料理を食べたい方
- 料理を毎日する方
製品はこちらからチェックしてみて下さい☟
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